半導体の会社分析

【ランキング】CPUメーカーの世界ランキング

Intel[インテル]

Intelは、パーソナルコンピュータ(PC)向けのCPUで一世を風靡し、世界でもっとも有名なCPUメーカーです。

日本では、「Intelはいってる」のCMは、だれでも一度は見たこと、聞いたことがあるでしょう。

Intel Coreシリーズは世界的に普及しているCPUシリーズで、現在は第13世代のCPUが世界で販売されています。

Intel CPUの世代を一瞬で確認する方法

Intel CPUの世代を一瞬で確認する方法があります。

それは、最初の2文字に注目することです。

実際の例を見てご説明します。

core i9-13900KS

core i9-12900KS

ここで、注目していただきたいのが、太字で示した2文字です。

i9のあとに続く、最初の2文字を見ると、上のCPUが第13世代のCPU、下のCPUが、第12世代のCPUであることが一瞬で理解できます。

CPUは、シリコン基板という半導体材料からさまざまな最先端技術を駆使して作られています。

Intelは、Coreシリーズのほかにも、Xeonなどの製品ラインを持っており、家庭用からデータセンターまで幅広いニーズに応えて高性能なCPUを提供し続けています。

AMD(Advanced Micro Devices, Inc.) [エーエムディー]

AMDは、Intelよりも低価格で、その割に高性能なCPUとGPUを生産する企業です。

AMDは、RyzenやEpycといった製品ラインを持っており、多くのパーソナルコンピュータなどに搭載されています。

AMDとIntelでCPUのパフォーマンス競争が勃発しているので、そういったCPU業界を日々チェックするのも面白い趣味になるかもしれません。

ARM Ltd. [アーム]

ARMは、イギリスの企業で、CPUアーキテクチャの設計を行う企業で、ライセンス販売で設けている会社です。

ARMの設計を利用したチップは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに広く採用されています。

一時期、日本の孫正義氏率いるソフトバンクグループがARM社の株を多く保有しており、日本でも話題になりました。

ARM社のデザインをとりいればスマートフォンチップは、世界中に数多く存在しており、その技術価値の高さが光ります。

Qualcomm[クアルコム]

Qualcommは、ARMアーキテクチャをベースにしたSnapdragonというモバイルプロセッサで世界的に有名です。

多くのAndroidスマートフォンやタブレット端末が、このCPUを採用しています。

Apple Inc. [アップル]

Appleは、iPhone、iPad、そしてパソコンのMac用に自社設計のARMベースの「Apple Silicon」を製造しています。

アップルは自社で半導体チップ製造のラインは保有せず、ファウンドリー工場に製造を委託してApple Siliconという半導体チップを量産してもらっています。

設計(デザイン)は、アップルの技術者が手掛けており、非常に高い処理能力と携帯バッテリーを長時間維持できる低い消費電力の設計が、Apple Siliconの肝といえます。

Samsung Electronics [サムスン電子]

SamsungもARMベースのプロセッサを製造しており、主に自社のスマートフォンやタブレットで使用しています。

また、一部の製品は他のデバイスメーカーにも供給しています。

Samsungは、自社で強力な最先端半導体チップ製造ラインを保有しているので、そこもSamsungならではの強みです。

半導体工場ラインを持ちながら、galaxyをはじめとした高性能スマートフォン、テレビをはじめとする家電を世界的な規模で展開しているのはSamsungだけだと思います。

Nvidia Corporation [エヌビディア]

Nvidiaは主にGPUの製造で知られていますが、ARMベースのTegraというCPUも製造しています。

これらは主にモバイルデバイスや車載システム、ゲーム機(Nintendo Switchなど)で使用されています。