IoT

便利にモノの管理ができるICタグについて

ICタグ

ユニクロの値札は、ICタグ

ユニクロの商品タグ(値札)には、すべてICが埋め込まれたタグがついています。

最近のユニクロでは、会計のときに買い物かごをセルフレジに置くだけで、自動的に買い物かごに入った商品を判別してくれます。

Tシャツが2枚、靴下が1枚。そして合計金額を一瞬ではじき出します。

こういったことができるのは、ICタグのおかげです。

 

個人認証をはじめとするセキュリティや電子マネー、 定期券などのように人が利用することが多いICカー ドに対して、ICタグは色々な「モノ」を管理するために使われます。

いわば電子的な荷札のようなもので、 現在のバーコードに代わるものですが、バーコードと 違って複数のICタグを一度に読み取れるため、カゴごとレジを通過させることも可能になります。

 

ICタグは微小な無線ICチップで、識別コードなどの情報が記録されています。

電磁波や電波などを利用して情報のやり取りができます。

無線(RF, Radio Frequency)を使ってIDを読み取ることから、「RFID*」とも呼ばれています。

 

ICタグ(RFIDタグ)は、耐環境性に優れていることが特徴的で、水に濡れても大丈夫です。

ただし、薄くて軽いので、人の手でカンタンに破ることができます。

そのあたりは紙の値札と同じ強度だと思います。

また、アンテナ側からの非接触電力伝送技術が発展したことで、電力を搭載せず半永久的に利用できます。

ICタグタイプだけでなく、ラベルタイプ、カードタイプ、コインタイプなどの形状から用途に応じて選べることも特徴です。

 

ICタグは、1960年代に自動車の盗難防止用として技術開発がスタートし、1980年に製品化を実現して以来、周波数の高帯域化とチップの小型化が進んでいます。

小型化に関しては、0.05mm角のICチップが2007年に開発されており、2009年6月には日立製作 所が0.075mm角のICチップの量産技術を確立したと発表しています。

超小型のICタグは、折れたり曲がったりする可能性が低いため、衣類や書籍などの管理や工場で利用される機器の点検など、産業用途での広がりが期待されています。

 

トレーサビリティへの活用

ICタグは食の安全にかかわるトレーサビリティへ の活用も考えられており、狂牛病などの影響を回避するため、肉牛をはじめとした家畜への導入が進んでい ます。

また、商品識別や管理技術などだけではなく、I T化や自動化を推進する基礎技術としても注目されています。

現在でも図書館の蔵書管理にICタグを使用する例などもありますが、将来的にはすべての商品に微小なICタグが埋め込まれたりすることで、世界的な流通インフラになると見られています。

さらに、食品にICタグを取り付け、冷蔵庫の中に入れると自動的に種別を識別するシステムなどが検討されているとのことです。

このICタグを使うことで、冷蔵庫で保存している食品のリストを提示したり、消費期限を知らせたりできるなど、食品のIoT化を実現できる可能性があります。

ICタグのタイプICタグの特徴ICタグの用途
タグタイプ・取り付け、取り外しがカンタン

・スペースも少ない

・洋服の商品タグ(ユニクロの値札などもコレ)
ラベルタイプ印刷、印字ができる書籍の管理などに便利
カードタイプ薄く、軽いので持ち運びがしやすいIDカード、名札
コインタイプ耐久性・耐水性あり洗濯、アイロン、乾燥機などへの活用が期待される。クリーニング業界などで使われる(?)
ガラス封入タイプ・耐水性

・耐熱性

・耐紫外線

・耐薬品性

(非常に高性能)

薬用ビン、化学実験の機材の管理など
キータイプ自動車用キー
アクセサリータイプ・特殊ゴムを使用

・柔軟性あり

・屋外で使用できる

携帯電話、筆記具の管理など